飲食業の原点
まず最初に飲食業に入って楽しかったのは、
お酒の知識を同年代の友達よりもたくさん知ることでした。
甘い系のカクテルや当時流行ったフィズ、
モスコミュール、ジントニックなどを知ることが大人になった気分でした。
そして何より接客の面で今まで会うことがなかった業種や年上の方々とのお話を聞けることが何より刺激になりました。
当時16歳ですから聞く話すべてが新鮮でエキサイティングでした。
またまかないを作らせてもらうのも僕の担当で、
先輩たちの料理を見よう見まねで作るのが楽しかったですね。
お給料は週6みっちり働いても手取りで8万円ほどでしたが、
働いているという実感はそれまでのバイトよりもダントツにありました。
しかし当時の僕はモテタイ願望が半端なかったので、
携帯電話やポケットベルがどうしても所持したくてバイトを掛け持ちしていったのです。
14時~23時にはメインのお店に入り、
24時~5時(朝)までクラブで調理補助を、
6時~9時はホテルの朝食を・・・・・と、
超過密スケジュールでやっと17万円ぐらいでした。
それでもしんどいと思ったことはなく充実した毎日でした。
この期間でもいろいろな経験をさせてもらった感謝は今でもあります。
【この頃の経験】
・ラジオ番組に帯で出演させてもらった。
・美容院のカットモデルになった。
・国内旅行にスタッフの仲間と共に行動した。
・海の家で開催する音楽インベントのスタッフをした。
・ジェットスキー(オーナーの趣味)を楽しんだ。
・宝塚の女性とコンパした。
・手品をマスターから伝授された。
などなど
そして時代は19歳へ
今から20年前 阪神淡路大震災が起きたのです。