移転を考えた僕は、どうすればいいのかわからないので、
まずは銀行に行ってみようと考えて、
なんちゃって事業計画書を持って姉ちゃんと銀行に行くと、
担当者から思いもよらない言葉が返ってきました。
「そんなスーツ着て、ホストかなんかなんですか」
「こんな事業計画では話にならないですよ」
「今のままでは融資は下りません」
と、きついお言葉・・・・・・・・・・・・
僕は初めて大きな挫折を感じた出来事でした。
ああぁ移転したいけど、もう無理なんかな・・・・
そうやって落ち込んでみたものの、
やはり心の中ではどうしてもあきらめきれずに、
もう一軒地場にある信用金庫に行きました。
そしたらその信用金庫の担当社は僕の話しを真剣に聞いてくれて、
事業計画書の書き方を指南してくれたり、
どうすれば融資が下りやすいかアドバイスをくれました。
(ちなみにその担当者は今でも僕の恩人ベスト10に入る人物です)
そして最終的には連帯保証人をおかん以外に一人付けつという条件で合意しました。
ですが25歳の何にもない僕に1500万円の保証人になってくれる人のあてもなく途方に暮れていました。
それでも夢をあきらめきれない僕がとった行動は、
携帯電話のメモリーの中から片っ端にアポイントの連絡を入れ事情を説明し、
会ってくれる人を探しまくりました。
ここで暴露するのもなんですが僕が中学生ぐらいの時のおかんの愛人にまで連絡したのです。
それでもなかなか首を縦に振ってくれる人はおらず、弱っているときに、
おかんに電話で「もうあかんわ、移転無理かもしれん」と伝えると意外な言葉が返ってきました。