森川一輝オフィシャルブログ

年商にこだわると③

今から9年前に世界中を震撼させたリーマンショックはまだ記憶に新しい人も多いと思います。(僕は正直こんな規模のでかい話しには関係ない零細企業の社長ですから)そんな事件の裏であくる年の2009年5月9日に成田空港でカナダのから帰国した高校生ら3人の新型インフルエンザの感染が発表され、その発信元が神戸、世間では神戸に近づくな!神戸で歩くときはマスクの着用は必須、この時の神戸の様子は以上でした。そのニュースのおかげで既存店はもちろん3000万円以上投資した新店舗の売り上げはみるみる下がっていきました。そしておカネが足りなくなる、おカネが足りないなかでも、僕はひたすら売り上げを上げようと努力していきました。結果、売り上げは(少し)伸びていったのですが、やっぱりおカネが足りない。どうにもならなく感じかけていたころ、銀行マンが事務所へ来て決算書を見ながら「売り上げは伸びていますから、運転資金が足りないんですね。一度審査してみませんか?」と気軽に答えてくれ、そのまま審査。すると、呆気なく融資が下りたのです。経営者になって初めておカネで困った中で「世の中の経営者はこうやっておカネを回しているのか」と、僕は少し(当時33歳)世の中の仕組みがわかったような気がしました。会社経営とは、こうやっていけばいいんだとも。その後も、資金繰りに行き詰まると、銀行から借り入れをして、目先の支払いを済ませます。そして、また足りなくなると銀行へ走り、また借り入れを起こす。そんなことを続けていました。

そこからが地獄の始まりです。

一時おカネの悩みが解決すると(したような気持)また頭の中は必要でない店の備品を購入してみたり、広告費をかけてみたりと売り上げを上げることばかり意識がいきなんでおカネがないのかに向き合わないのです。数字は税理士に任せてるから大丈夫(笑)今となってはなにをあんなに税理士の言うことを信用していたんでしょうか。経営は財務管理にあり!と全然回のブログにも書かせていただきましたけど現場現場でちゃんと財務を見ていなかったんですね、数字を見ると言えば「売り上げが上がった、下がった」「昨年よりも売り上げが何%上がった、何%下がった」これしか見ていません。昨年よりも今どれだけキャッシュが残っているか、今必要でない経費は何なのか、効果の出ない経費は何なのか、いちど契約してしまえば見直すことない広告費や、精査しないまま使う経費、また経営者の仕事と信じてやまない接待交際費、収入(売り上げはさほど変わらないのに)支出が増える、そしていつの間にか銀行への返済を一番に考える自分へと変化していきます。

事業を始めたときの夢や希望は

自分の商品やサービスでお客様に喜んでいただき笑顔になってもらいたいそんな想い

自分が大切にしていた順番がこちら

1位 自分(それを応援してくれる家族)

2位 お客様(僕のお店を愛してくれる)

3位 取引先(商品を納品してくれる業者様)

3位同列 従業員(共に苦楽を味わってくれる)

5位 銀行(おカネがあれば必要ない)

だったはずが、いつの間にか全くの逆

1位 銀行の返済になっているのです、運転資金の借り入れがない状態の僕の脳や思考はお客様にどう喜んでもらって従業員に幸せになってもらいたい、協力してくださってる取引先と共に事業を拡大したいだったのですが、月末どうやって銀行の返済しよう、銀行に見限られたら経営できなくなる、銀行からの信用がなくなるそればかり考えるようになっていったのです。本当に怖い銀行(借入金)のプレッシャーや圧力、特になにも言ってこないのですが記憶に刷り込まれた契約書、子供のころに見た、聞いた、借金を返さないと不幸になる、夜逃げ、家族離散、倒産、家にイカツイ借金取りがやってくる。そんな記憶が恐怖心をあおる。そして経営難の本当の原因がわからないまま当時の税理士のが進めるリスケへと・・・・

続く

~人生上手くいかないから面白い~

株式会社ISSEI

森川 一輝

 

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