森川一輝オフィシャルブログ

年商にこだわると②

前回のブログに続き年商〇〇円=成功の勘違いについてに続編を書かせていただきます。まず売上が上がっても上がっても月末になるとしんどいって経営者あよく聞く話です。財務管理をせずに売上が減るとその不安をぬぐうためにまた売上を上げるためにどんどんイベントを打ち広告費にお金をかけるそんなスパイラルの次に来るのが売上が上がると

2、人が足りないとすぐに人を雇う落とし穴

売上が上がらないと広告費にお金をかけて販売数が上がります。飲食店だと少し話題になるとテレビや雑誌の取材が来て実力以上のお客様が来店される、そうなるとキッチンは回らないサービス力が低下するってことで現在の従業員だけでは仕事が増えることに直結して今まで4人で回すことができていた職場はキャパオーバーでパニックに。そこで、人が足りないので、とにかく仕事を回すために人を雇い始めます。売上の規模が上がるにつれて、それに比例するかのように、人を雇っていきます。新しい人を雇うと、最初は仕事がわからないので、うまく回りませんが、1カ月もすると仕事を覚え、キャパオーバーだった仕事も、何とか回るようになっていきます。実際に僕は、売上が伸びるのに比例して、忙しくなるにつれて、5人、6人、7人とスタッフを増やしていきました。社員数が増えるのは会社の規模が大きくなるなかで必要なプロセスではあります。しかし、もちろん経営状態がよいときに限ります。それが正しい事業拡大のプロセスだと思い込んでいました。しかしあくまでも経営状態がよいときは正しい行動で僕は利益が出ているかどうかに関係なく、スタッフを増やすのは正しい事業の拡大のプロセスだと思い込んでいました。でも、僕の会社の場合、1つ気掛かりなことがありました。月末になると、銀行の口座のお金が足りなくなるんです。お金がない原因の1つとして、僕が突き止めたのは人件費です。繁忙期だと増えたスタッフでうまく回るのですが、閑散期になるとスタッフも暇になり、人件費が会社の費用をかなり圧迫している、という部分に目を向けざるをえませんでした。そうなると、僕自身が仕事をする意味も変化していきます。起業した当初は、「会社を大きくして、儲けていこう! そして、スタッフにも仕事のやりがいを感じてもらい、商品・サービスを通してお客さんを笑顔にしていこう!」と思っていました。でも、スタッフの給料を払うことすらままならない状況になり、社長の僕が「給料を払うために働いている」というふうに変化していったんです。

しかしまだ僕には気が付いていないことがあったのです。それは『経費を削減する場所が間違っている』んです。まず経費削減の考えの大きな間違えはコピー用紙の裏紙を使ったり電気をこまめに消すなど小手先の削減だけではお金が足りるようにはなりません。そして次に考えるのが、『原価を下げること』です。今まで仕入れていた食材やお酒はたまた調味料のランクをワンランク下げて、販売価格を据え置いて利益を残そうとするのです。月末にお金が無くなってくると挙句の果てにはさらに安く仕入れるために値引き交渉もしました。はじめはだましだましで料理をするのですがそのうち「なんだか味変わった?」「前と違う気がする」などお客様からたたびたびクレームの声をいただくようなってしまうのです。その結果来店数が少しづつ減ったことで、いちばん会社の首を絞めたのは人件費です。スタッフの給料を上げることができないのはもちろんのこと、アルバイトは最低賃金での募集。コスト削減の1つとして商品のレベルを下げた結果、よい人材が集まらなくなり、さらに、いつまでも給料の上がらないベテランのスタッフのモチベーションも下がってしまい、次々と離職していくようになってしまいました。もちろん、コストには減らすべきものもあります。しかし、たとえば、人件費などを減らすことによって、経営状態が傾き、本末転倒になってしまうことがあることが、今ではわかります。

さぁここまで少しでも同じ気持ちや経験をした経営者の方はいるのではないでしょうか?事業計画が少しづつ狂い始めて自分でも「あれ?あれれ?どうしたんだ思うように売上が上がない」と感じるようになる瞬間の経営者を僕は多く見てきました。そして次に考えることは銀行からの融資です。さらにこの融資は闇が深くて健全な経営にならない魔物なのです。次回はこの銀行の融資について書かせていただきます。

 

~人生上手くいかないから面白い~

株式会社ISSEI

森川 一輝

 

 

 

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