二人の写真を見せて小一時間も話したでしょうか、
僕はいつまでこの話は続くのだろう?
と、そわそわしていました。
父親には事前に
「事業をどうしても拡大したいので連帯保証人になってもらえる相談をしたい」
と、言っていたはずなのにいつになったら本題に触れるのだろう。
そんな思いも裏腹に父親は止まることなく永遠に話が終わりません。
移転までにいろいろやらないといけないことがある僕は、
ついにしびれを切らせて開口しました。
「あのーお電話でお話させていただいた通り、事業を・・・・・・」と、
自分の夢ややりたいことを夢中で伝えさせていただいたのを覚えています。
15分ぐらい話したでしょうか、そしたら父親から意外な言葉が返ってきたのです。
「いやー俺も一輝の夢を叶えてやりたいから保証人になってあげたいんやけど」
ん?やけど?
「俺もいろいろ事業に失敗しててブラックリストに入ってるんや」
えーーーーーーー、
今まで散々僕の生い立ちや名前の由来を話してたのに、
本題は断られるんかーーーい!!!(笑)
正直僕は心の中でこう叫んでおりました。
なんでやん!どないやん!と、、、、、、
さぁ父親が無理となるとどうしたらいいのかふりだしに戻りました。